第21講
演習問題
この章では、教材全体の内容を使って、判断、確認依頼、修正依頼を練習します。
演習1:目的を決める
課題架空の福祉事業所サイトのトップページを作るとします。最初に目に入ってほしい情報を1つ、次に見てほしい情報を2つ決めてください。
例:最初に「視覚障害のある方の外出を支援します」という見出し。次に「サービス内容」と「お問い合わせボタン」。
演習2:目視確認依頼を作る
課題次の意図を、目視確認者への依頼文にしてください。「問い合わせボタンを一番目立たせたい。カードは3つ横並びにしたい。スマートフォンでは縦並びにしたい。」
模範例:トップページのサービス紹介部分を確認してください。問い合わせボタンが主操作として一番目立っているか、3つのカードがパソコンでは横並びで均等に見えるか、スマートフォンでは自然な順序で縦並びになるかを確認してください。
演習3:評価語を使う
課題目視確認者から「なんとなくごちゃごちゃしている」と言われました。第15講の評価語を使って、追加で聞く質問を3つ作ってください。
- 情報が詰まって見えるという意味ですか。
- 色やボタンが多く、どれが重要か分かりにくいという意味ですか。
- 余白や揃えが不統一で、散らかって見えるという意味ですか。
演習4:スクリーンリーダーと目視のずれを確認する
課題スクリーンリーダーでは正しい順序で読めるページがあります。しかし、晴眼者から「ボタンが分かりにくい」と言われました。原因として考えられることを3つ挙げてください。
- ボタンが本文から離れすぎている。
- ボタンの色や大きさが控えめすぎる。
- 周囲に他の目立つ要素があり、主ボタンが埋もれている。
演習5:WordPressブロックを選ぶ
課題「見出し、説明文、3つのサービスカード、問い合わせボタン」をWordPressで作る場合、どのブロックを使うか考えてください。
例:全体をグループブロックに入れる。見出しブロック、段落ブロック、カラムまたはカード用グループ、ボタンブロックを使う。余白はスペーサー乱用ではなく、テーマ側の余白設定またはCSSで統一する。
演習6:修正依頼を書く
課題スマートフォンで見たとき、見出しが1文字ずつに近い不自然な改行になっていると報告されました。修正依頼文を書いてください。
模範例:スマートフォン表示で見出しが不自然に細かく改行されているようです。見出しの最大幅、文字サイズ、折り返し設定を調整し、2〜3行程度で自然に読める表示にしてください。あわせて横スクロールが発生していないかも確認してください。
最終課題:1ページを設計する
最後に、次の条件で架空のトップページを設計してください。
- ページ上部に、最も重要な見出しを置く。
- 説明文は2〜3文にする。
- 主ボタンは1つにする。
- サービス紹介カードを3つ置く。
- 目視確認者への確認依頼文も作る。
この課題の目的は、HTMLやCSSを完全に書くことではありません。見た目の意図を言葉で説明し、確認依頼できる状態にすることです。